こんにちは、ロッキーです!
次回の『情熱大陸』には、オペラ歌手の脇園彩さんが出演します。
個人的にオペラが大好きな私にとっては、脇園彩さんの日常を垣間見れることが楽しみで仕方ありません!
今回は、脇園彩さんの武器である「アジリタ」という歌唱法に焦点を当て、練習方法などを詳しく深堀していきます。また、日本で行われるコンサート情報などもお知らせしていこうと思います。
それでは、どーぞ!
脇園彩さんはアジリタが最大の武器!練習方法は?
脇園彩さんってどんな人?(学歴・経歴)
脇園彩さんは、日本のトップである東京藝術大学音楽学部声楽学科を卒業し、同大学院音楽研究科修士課程声楽専攻(オペラ)を修了しています。
東京藝術大学は、日本に数ある芸術・音楽大学の中でも最難関の学校ですので、そこで学んだということは、相当な歌唱力を持っていることが分かります。
さらに、文化庁新進芸術家海外研修制度研修員としてイタリアに留学!
パルマ・アッリ―ゴ・ボーイト国立音楽院ビエンニオコースを経て、ミラノ・スカラ座研修所を修了しています。
学歴・経歴を見るだけでも、相当の歌手だということが分かりますね!
アジリタって何?
「アジリタ」というテクニックを言語化すると以下のようになります。
アジリタ(agilità)とは、細かく速い音符の連なりを敏捷に歌うテクニックでコロラトゥーラ(coloratura)とも呼ばれます。それは、まるで楽器で演奏するかのように「声を転がすように歌う」技法です。
引用:ベルカント唱法 アジリタ編
オペラを知らない人が上の文章を読んでも、理解するのが難しいと思いますので、実際に歌っているところを聞いていただこうと思います。
1分10秒当たりが分かりやすいかもしれません。細かい音符をコロコロ転がるように歌っている部分です!それでは脇園彩さんの歌唱をお聴きください。
いかがでしょうか?お分かりになられましたか?
人間の声で歌っているとは思われない転がり方ですよね。コンピューターミュージックなら正確に音程をとらえて演奏できますが、人間の技術でこれを演奏するとなると、とっても難易度が高いのです。
正確な音程感に加えて、息のコントロールや発声のテクニックが必要となってきます。
これだけ余裕な表情で歌うことは、本来困難な曲なのですが・・・さすが世界の歌姫脇園彩さんですね!
脇園彩さんはメゾ・ソプラノという少し低めの声種ですが、さらに高い音を歌うソプラノにもアジリタ(コロラトゥーラ)の有名な曲があります。
こちらもお聴きください!
45秒ぐらいからの技法がアジリタに当たります。
練習方法は?
練習方法のポイントは、大き5つあります。
1,声の響くポイントを頭の上の高い位置で感じて歌う
2,頭の後ろから声を前に回してくるようなイメージで歌う
3,余分な力を抜き、「a-a-a-a」で音をつなげて歌うイメージで歌唱する
4,ポイントは頭の後ろの空間が空気で一杯に満たされているイメージで歌唱する
5,腹式呼吸を誤解して、腹筋を固くして歌唱することをさける
具体的な楽譜を見て見たいと思います。
画像引用:ベルカント唱法 アジリタ編
楽譜の3段目などは、音符で黒く埋め尽くされていますよね・・・これをにんげんの声で正確に歌うのですから、アジリタのテクニックはかなり難易度が高いとわかっていただけると思います。
脇園彩さんのコンサート情報は?
2024年3月13日現在のコンサート情報はありませんでした。
直近だと、2024年3月1日(金)に、紀尾井ホール(東京都)でオールロッシーニプログラムでの演奏会が行われたようです。
画像引用:チケットぴあ
海外での活躍が目立っている脇園彩さんですが、時々日本でもコンサートを行っていますので、近くで演奏会をされる機会があれば聴きに行かれてはいかがでしょうか?
【 おすすめ記事 】前回の『情熱大陸』に出演した、演歌歌手の島津亜矢さんの記事です。合わせてお読みください。
まとめ
今回は「脇園彩はアジリタが最大の武器!練習方法やコンサート情報は?」という題名で記事を書きました。
日本人が、イタリア語でイタリア人の役柄を歌う・・・どこまで行っても壁が大きい芸術ですが、日本人でも海外で絶賛される歌手が増えてきているのは素晴らしいことですね。
生でオペラ歌手の歌声を聞くと、多くの方々が人生観が変わると言っています。チャンスがあれば是非聞いてみてください!
これからも、オペラの魅力を日本に広めてほしいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。