こんにちは、ロッキーです!
皆さんは、サーカスの叶高さんが東北への応援歌を歌っていたことをご存知でしょうか?
その曲は、東日本大震災をテレビで見た神戸の中学生が、「自分たちにできることは何か?」と考え、東北への応援歌を作詞・作曲したオリジナル合唱曲「充(みち)」という曲です。
私はこの曲を、某年次大会の講演で知りました。
その講演で、神戸の中学生たちがゲストで出演し、「充(みち)」披露してくれたのを昨日のことのように覚えています。
その時に買ったCDには、子どもたちが作った歌を、心を込めて歌う叶高さんの歌声が収録されています。歌詞の一つ一つが心に伝る歌で、涙が出てきます・・・
今回は、サーカス叶高(かのう たかし)さんが若い頃に歌った、東北と神戸をつなぐ歌「充」がどのようにできたのかを深掘りしたいと思います。
それでは、どーぞ!
サーカス叶高さんの若い頃【画像】
サーカスとは
サーカスは、1978年にデビューした男女2人ずつで構成されたコーラス・グループです。
デビュー当初は、3人姉弟と従姉で4人グループを組んでいましたが、途中メンバーの入れ替わりがあり、現在は叶正子・叶高・叶ありさ・吉村勇一の4人で活動を行なっています。
叶高(かのう たかし)さんの若い頃
どちらが叶高さんかわかりますか?兄弟だから似てますよね〜
左が叶高さんで、右が弟の央介さんです。
画像引用:フォークソングカフェ
女性二人、綺麗ですよね〜
画像引用:Amebaプログ
画像引用:NHK
サーカス叶高さんは「充」という神戸から東北への応援歌を歌っていた
叶高さんが歌う神戸から東北への応援歌「充(みち)」とはどのような曲なのでしょうか。
曲が完成した経緯
2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。
津波で町が飲み込まれていく映像を見た、神戸の玉津中学校吹奏楽部の生徒達が、「私たちにできることは何か?」と考え、募金を募るチャリティーコンサートを企画したようです。
玉津中学校吹奏楽部は、支援活動を継続させるために、赤十字募金ではなく「相手の見える支援」を考え、仙台市立八軒中学校吹奏楽部に募金を寄付することを決めたようです。
そのチャリティーコンサートの様子は、当時のテレビ番組『ちちんぷいぷい』で取り上げられていましたね。
吹奏楽部から始まった支援の輪は、学校全体に広がりました。
そして、玉津中学校66回生全員が東北への想いを綴った歌詞を一つにまとめ、完成した曲が「充(みち)」という曲です。
「充(みち)」という題名には、「傷ついた人々の心を、自分たちの心でいっぱいにする」という意味があるようです。
中学生が自ら行動し、被災地の方々に送る募金活動を行ったということに意味がありますよね。しかも、「相手の見える支援」をしたことが新たな取り組みのように感じます。
なんと、このチャリティーコンサートは、東日本大震災の7回忌に当たる2017年までに45回行われています!
叶高さんが「充」を歌うことになった経緯
東日本大震災から1年半が経った2012年の10月、神戸の玉津中学校吹奏楽部は、宮城県気仙沼市を訪れてコンサートを行っています。
その時に、「充」を初めて東北の地で歌うこととなりました。
たまたまそのコンサートを、気仙沼市立階上小学校の音楽の先生が聞きに来ていました。
「充」を聞いた音楽の先生が感銘を受け、後日玉津中学校から楽譜を送ってもらい、階上小学校で歌うこととなったようです。
音楽会の全校合唱で「充」を歌うようになっていた階上小学校の芸術鑑賞会に、宮城県出身のヴァイオリニスト山内達哉氏が招待されました。
画像引用:Amebaブログ
そこで、山内氏にお礼の歌として歌われたのが「充」だったようです。
その歌に感動した山内氏が、「充」をCDに残したいと思い、CD化に向けて動き始めました。
たまたま、阪神淡路大震災から20年目に当たる2015年1月17日に、階上小学校が神戸に招待される機会があり、そこで階上小学校の生徒と神戸の生徒で「充」のレコーディングが行われました。
そして、この歌をサーカスの叶高さんに歌ってもらいたいと強く思った山内氏が呼びかけ、叶高さんのソロバージョンと、子供達の声に被せる形で歌われた合同での歌唱が収録されたCDが出来上がりました。
私が購入したCDはこちらです。限定販売でしたので、もう手に入らないと思いますが、是非聞いてほしい一枚です・・・
画像引用:東北に神戸の森を作ろう
神戸の玉津中学校の活動は、仙台市立八軒中学校への支援から、気仙沼に津波を防ぐための森を作るための植樹活動に発展していったようです。
こちらがホームページのようです。【 神戸の森 】
「充」の原曲は、ホームページの「吹奏楽団PASSION」の取り組みから聞けるようです。
【 おすすめ記事 】こちらはサーカスの叶正子さんの記事です。合わせてお読みください。
まとめ
今回は「サーカス叶高は若い頃に充という神戸から東北への応援歌を歌っていた」という題名で記事を書きました。
私は、叶高さんの渋い声が大好きです。年齢を重ねるたびに深みと艶が声に現れてきていますよね!
プロの歌手が自分たちの作ってくれた歌を歌ってくれたと聞いた生徒たちは、きっと嬉しかったのではないでしょうか。
これからも、「充」という曲が歌い継がれていくといいですね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。